~ものの見方が変わる座右の寓話 戸田智弘 著~より

コトバンクによると、
寓話とは
“教訓的な内容を、他の事物、主として動物にかこつけて表わした、たとえ話。寓言。
イソップ物語」の類”
と書かれている。

 

こういった類の本が好で読みかえしているのだけど、
その中のひとつ『ロバと親子』のお話を、自戒の意味も込めてブログに残しておこうと思う。

 

ある日、父と息子がロバを引いて歩いていると、
それを見た若者が「どっちか1人がロバに乗ればいいのに」と話している。
⇒息子がロバに乗る

 

今度は、息子がロバに乗り、父が歩いているのを見た老人が、
「年老いた父を歩かせて息子が楽をしている。けしからん」と怒る。
⇒息子が歩き、父がロバに乗る

 

今度は、息子が歩き、父がロバに乗っているのを見た女性が、
「子どもを歩かせて、親が楽をしている」と非難。
⇒父と息子2人でロバに乗る

 

今度は、2人でロバに乗っているのを見た若者が、
「2人も乗るなんて、ロバがかわいそうだ」と批判。
⇒ロバから降り、2人でロバを担ぐ

 

それを見た周りのひとが笑った。というお話。
ほんま、どないせーっちゅうねん。笑

 

著者の戸田さんは、
「すべての人に好かれることはできない。ひとは自分の立場でものを言う」
と書かれているけど、本当にそのとおりだと思う。

 

事件や事故も、事実はひとつなんだよね…
でも、みんな自分のフィルターをとおして見るから、バトルが起きたりするんだろうな。