氷河期に就職活動をサボったバカ

わたしは1995年に社会に出た、いわゆる“就職氷河期世代”
氷河期世代を見捨てた」とか世間では言われることもあるが、
わたし自身は一度も思ったことがない。

 

在学中は就職に向けての活動をほとんどしなかった。
自分が社会人になるという実感がわかず、生活のために働かなくてはいけないという感覚もなかった”ただのバカ”。
学校に行っていた2年と卒業してからの半年は、親が汗水たらして働いた大切なお金をドブに捨てさせたようなものだった。

 

21歳目前で正社員の販売員になったものの、たったの6年で辞め、会社や雇用形態を転々としてきた。
いまも余裕のある生活ではないし、周りからみれば「氷河期世代かわいそう」って思われているのかもしれない。
当の本人は“自業自得”としか思っていないのだけど。

 

氷河期世代と言われる人たちでも夢を叶えているひとはたくさんいる。
手に職をつけたひと
優良企業での就職を勝ち取ったひと
起業したひと
フリーランスとして自分のすきな仕事をしているひと

 

たいした努力もせずいい会社に入れた時代があったのなら、
その時代がおかしかったんだと思う。
それが普通だと思っていた時代のほうが怖い。

 

わたしがいまの状況をなげくとしたら、
氷河期世代に生まれたことではなく、努力をしなかったこと。
国に見捨てられたと思ったことなどまったくない。

 

正しい努力を正しい方向にすれば、いまからだって報われることはあるはず。
ってえらそうに書いてるけど、その”正しい努力”と”正しい方向”の見極めがむずかしい。

 

暗中模索…
悪戦苦闘…
試行錯誤…

 

うん、試行錯誤。